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2009年9月23日 (水)

お祭りの大切さ

9月は秋のお祭りが多いですね。
うちの近くでも(都内ですが)、この季節はお神輿に遭遇することが多いです。

町おこし、村おこしという観点からだけでなく、その土地土地の「お祭り」は非常に大切なものだと思います。

鬼を追い回したり、鉾を振り回したり、あるいは桜をめでたり、菊の花をかざったり、山車が出たり。。。昔の人は時節を選び、お祭りを執り行ってきました。

でも、こういった事柄は、迷信や気休めなどではなく、、、密接にその土地土地の精神性や気と結びついていると、感じられてなりません。雅楽の奏楽に携わってきたおかげで、いろいろなお祭りや儀式にも参列させていただいています。

合理的な説明など、できませんが、それでもお祭りがあることで、「何か」人の心の奥底の無意識のようなものが、転化されていくようです。
「浄化」といってもいいのかもしれません。わたしもこれまでの体験からしか言えないので、合理的な説明はむずかしいのですが。。。体験から書いていくとなると、本の1章分ぐらいはかかります(笑)。

昔の人は、理屈を超えた感覚で、こういった祭儀を行っていったのですから、やはり必要なものだったのでしょう。国により形に違いこそあれ。

今、こういった風習が廃れていくことで、失われていくものがどれほど大きいか。
精神のバランスを欠いてしまう人が増えているのも、その土地との結びつきや、お祭りなどの発散させる場を失ってしまったから、とも思えます。

「非・日常」の時間とも言われますが、「神様」の時間を共有させていただくのがお祭りかもしれません。。。

地元に残るお祭りがありましたら、皆様、どうか大切になさってください。子供たちに、その大切さをしっかりと教えてあげてください。

高麗神社さんのような、高麗の歴史と文化に想いをはせるようなお祭りはすばらしいと思います。(まだまだ続いています。27日まで。高麗郷文化フェスティバル。)

*先日、拙ブログ内で高麗神社さんのご住所を「高麗市」と書いてしまいましたが、「日高市の間違いです。失礼いたしました。謹んでお詫びの上、訂正させていただきます)。


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