高麗神社さん奉納演奏
9月21日、埼玉県日高市にある「高麗神社」さんで雅楽奉納演奏・奉舞があり、参加させていただきました。。。
宮司様は御祭神、高麗王若光さんのご子孫。
なんと60代目!、だそうです。
わたしの笙の先生、多先生の家系(京都方楽家)でも、現在の多忠輝先生で、確か38代目です。。。
気が遠くなるような時間の感覚といいますか、つらなり、と申しますか。。。
高麗氏のなかには、雅楽の系統に入られたお家もあり(狛氏と書きますね)、「高麗楽」などとのご縁も考えると、やはり関東においての「雅楽寄り」の風土を感じさせます。
ありがたいご縁です。
2年ほど前に韓国に行きました。韓国・国立国楽院でワークショップを受講するためでしたが、あちらは「国楽」という考え方がはっきりとあって、保護の政策が非常にしっかりしているように感じました。外国人研究者向けのワークショップは、至れり尽くせりの待遇で、内容も濃いもので、海外向けのアピールの姿勢がすばらしいと思いました。
どうか、日本も見ならってください。。。政治家の皆さんも、雅楽といわずとも、日本の文化そのものに関心を払っていただきたいです。
お話は奉納演奏にもどります。神社さんでのご奉納はコンサートと違って別の意味で緊張します。
まずは最初に全員でお祓いを受けます。
この辺から空気が変わります。。。
でも緊張感のなか、空気のよい、緑の奥深い土地で演奏させていただけるのは最高です。雅楽の楽の音は、やはり自然のなかにすーっと溶けて、広がっていくように思います。
舞も、思い切りのびのび舞わせていただきました(二ろうさん、ごめんなさい!でも、ぴたりとつけてくださってありがとうございました)。
写真を撮ろうと思っていたのですが、3回公演、結構余裕がなく。。。その辺、わたしは本当に怠け者
「ゆみくろ」さんのブログに、きれいな写真がいっぱい掲載されていましたので、当日の様子は、そちらをどうぞ。。。
クリック→ゆみくろさんのブログ (ゆみくろさんは当日、笛の音頭を吹かれていました。どうどうとした吹きっぷり。お見事でした)。
当日の装束は、お公家さんの普段着スタイル?
色もとりどりで、なんとも珍しかったです。
普段の雅楽装束、舞装束とは、また趣を異にするものでしたが、柔らかな正絹と質のよい染めで、実は袖を通させていただけて、とても嬉しかったです。
楽しい一日でした。
高麗神社宮司様、奥様、ありがとうございました。
中村香奈子さん、そのほかのご出演者の皆様、お疲れ様でした。
どうもありがとうございました!またご一緒できる日を楽しみにしております。
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