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2009年8月14日 (金)

蜜蝋

笙の調律には松脂と蜜蝋をたいたものを使います。

自分でたいていますが、わたしとしては今だにいいものができません。
粘度の点で、あとひとつ。

昔、多忠麿先生が使っていらした蜜蝋は、安定がよく、きれいに根継ぎから剥がすことができました。割とぱりっと剥がれたのですが、でも冬場に硬くなりすぎるような感じではなく。。。

ちょっとしたことなのですが、「ほどよい」感じでした。
今、その「ほどよさ」が出せず泣いています。芸事や職人技って、実は一見なんの変哲もないことのほうが、実はすごくきめこまやかなことが隠されていたりします。

素人も、かなりの玄人も、派手なことばかりに目がいきますが。

楽部の先生方がたいていらっしゃる蜜蝋は、やはりいいですね。
歴代の先生方が火を入れていらっしゃるから。

これは昔の、楽部の先生ではないかたのお話ですが、冬用の蜜蝋と夏用の蜜蝋があったそうです。温度の変化でかなり、硬さが変わりますから。。。確かに、音にもはっきり影響が出ると思います(もちろん、リードの材質と厚さにもよりますが)。

ただ、今の世ですと、そこまでの違いをわかってくださる人が少ない・・・すると、そこまでする必要があるの?ということになってしまいます。

わたしは時間ができたら、とことんこだわってみたいと思いますが。。。自分だけのひそかな楽しみ


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