音響に関するジレンマ
誰か、和楽器に最適なマイクを開発して!(と、言ってもわたしは雅楽の楽器は「和」だとは思っていませんが)。
マイクを通してしまうと、あの笙の独特のうねりが、捕らえづらくなります。
マイクってすでに洋楽器の「フィルター」です。拡声しているのではなく、カットしている部分がある。
笙の響きは本当にむずかしいです。では、生の音が一番いいのか、というとそれも状況次第かと思います。
遠音、といいますが、遠音が利きづらい状況もある。
相方の楽器によっては、殺されてしまう場合もある。
本来、笙は相手の響きを「補強」する作用があるようです。
状況と編成とをよく把握しないと・・・笙の管の「特性」もありますしね。
響きのゴージャスな管か、しっとり落ち着いた管か。
雲中供養菩薩のようなイメージの音・・・って書いてもよくわかっていただけないと思いますが(笑)、そのイメージは何をやっていても保ちたいですね。
「日々ログ」カテゴリの記事
- 今年は様々な行事が復活するといいですね。(2022.04.15)
- プラネタリーライブ(2021.12.22)
- 更新が追いつかず・・・そして新春のコンサート!(2021.12.15)
- 昨日、奈良に戻りました。(2021.06.09)
「備忘録」カテゴリの記事
- 盟友の死を悼むーーー佐々木冬彦さんの訃報に接して①(2020.12.16)
- 転機ーこの頃思うこと(2020.10.13)
- 備忘録に忘れ物・・・(お詫びの上追加します)(2020.08.10)
- 備忘録!2019年の記録(プロフィール作成のための)(2020.07.01)
- わたしの基準となっているのは・・・(2020.02.12)
「essay」カテゴリの記事
- 盟友の死を悼むーーー佐々木冬彦さんの訃報に接して①(2020.12.16)
- めぐり(2013.11.13)
- 近鉄線の不思議と楽しさ(2013.10.31)