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2009年6月29日 (月)

湿度の高いときは。

楽器のカビの話はこの間書きましたが、湿気は悪いことばかりではありません。

笙のリードには青い石(孔雀石)の粉を塗布します。水分の多い状態のものを筆でたっぷりと塗るのですが、気温は高いのに、梅雨時はなかなか乾きません。

先日は4時間から5時間、かかりました!

でも、ゆっくり乾く分、定着がよくなります。

今、とってもいい音がしています・・・


2009年6月26日 (金)

神話

神話って人間が作るものでなく、自ら立ち上がってくるものじゃないのだろうか?


2009年6月24日 (水)

十二音会演奏会

月曜日、東京文化会館にて、十二音会による定例の演奏会。

管絃・黄鐘調、舞楽は珍しく左の還城楽と登殿楽。

いつもながらの安定した演奏と舞。
やや舞台が変形で、狭いので、舞はやりにくいのではないかと思います。
それでも舞台の遣い方はさすが、でした。

管絃、鞨鼓が優雅で印象的でした。

あの会場ではしょうがないと思いますが(先日の国立小劇場でも思いましたが)、篳篥プラス笛と、笙プラス打物とを左右に分けてしまう並びは、結構きついですね。
やはり演奏しづらいと思います。

三管は三管でまとまっていたほうが、、、
でも、あの舞台では、笙プラス篳篥プラス笛、そして三鼓のみ別の並び、というのは、無理なんでしょうね・・・

客席数は雅楽にはぴったり、ぐらいの席数なので、一概には言えませんが、別の形のホールでも鑑賞できるとうれしいです。


2009年6月21日 (日)

あなたの笙はだいじょうぶですか?(カビ)

東京は朝からどしゃぶり。。。
湿度が高くて、日本の夏の到来を感じます。アジア圏独特のこの湿度!

日本の文化は、ある意味、「カビとの戦い」によって生まれている文化です。
そして見出したのが「発酵」の文化、「カビとの共存」文化でもあるのだとおもいますが、その話はおいておいて、笙もカビますので、どうかご用心ください。

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2009年6月18日 (木)

爆発的な・・・

爆発的な予感で、ときどき息が苦しくなる。

昨年からずっと続いているものとは、またまったく違うもの。

ここ2週間ほどシンクロニシティーを起こしまくっていて、信じられない思い。

呆然として、自分の人生のトリックを垣間見る思い。

すべては、輪となって循環していくのか。

わたしは、どこまで行くのだろう・・・

ああ、この詩はわたしが高校生のときに書いた詩といっしょだ。

わたしはどこまで行くのだろう・・・


2009年6月17日 (水)

朝の空気は

本当にすばらしい。

近所をぐるりと散歩して、花や鳥に挨拶してくるだけで、

どんな憂いも晴れるような気がする。


2009年6月16日 (火)

落蹲は祈りの舞だった・・・

忘れないうちに。6月13日、国立劇場第66回公演「舞楽」。
現役・OBの宮内庁式部職楽部楽師の先生方の演奏と舞と、南都楽所の笠置先生の三ノ鼓および二人の舞人による「落蹲」。

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2009年6月10日 (水)

ラヴェルの蛾 追記

そういえば、

もう20年以上前?

キュー○ードレッシングだったか、マヨネーズだったか・・・テレビのCMで、ラヴェルの蛾に似た曲があったように思う。

楽器はマリンバだったかな?

この曲が始まると、思わず、聴き入ってしまった。

強烈な印象でした。

誰が作っていたのかな。。。
当時、「坂本龍一当てクイズ」みたいのがありましたね。結構、坂本さんが作った曲がCMで使われていたようです。

坂本さんかな???


おかしいな。

もうひとつのブログにも書いたのですが、

https://sho3ku.cocolog-nifty.com/hibilog/

今日は一羽もすずめが姿を見せません。うちに来るすずめだけでないのです。街路樹にも、まったく鳥がいないのです。

外に出て気が付いたのですが・・・・

こんなこと、今までありませんでした。

カラス1羽、すずめ一羽、みかけませんでした。

台風のときでさえ、鳥は低空飛行ながら、どこかでさえずっています。

この時期、ヒナがたくさんかえる時期ですから、どこかしらで、すずめが飛んでいるはずなのです。すずめはわずか4時間ほど空腹が続くだけで餓死してしまう、といいます。

すずめが地震予知ができる、とは聞いたことがありませんが・・・(汗)。

どうしちゃったんでしょう。街路樹の農薬散布でもあったのかしら。。。


ラヴェルの蛾 (鏡)

この曲はかなり変だ。
モザイクがばらばらと壊れていくようなイメージ。

なんで「蛾」、なんだろう。

フランスでは、「蛾」ってどんな印象とかイメージがあるのだろう。

蛾の鱗粉を顕微鏡で見ているような、不思議な雰囲気。

ドビュッシーは湿度や、雲のなかにいるような、不思議な空気の粒子の流れを感じるけれど、ラベルにはときどき、鉱物の結晶のようなものを感じる。

このところ、「亡き王女」がブームのようで、いろいろなアレンジのものを聞きます。ポップス調のものもあり、最初はおもしろがって聴いていましたが、すぐに飽きました。

シンセでもっとおもしろいアレンジができないのだろうか。

「マ・メール・ロワ」の「眠りの森」、子供のころに初めて聴いて(??・・・なんで、こんなに音がすかすかなんだろう・・・?)と思ったのを覚えています。でも弾いてみると不思議な魅力が立ちのぼってきて・・・

シンプルであっさりした音って、理解するのに時間がかかることがありますが、クールで典雅ですね。

話は飛びますが、雅楽の「高麗楽」の端正さは、本当に素晴らしいですよ。
笙が入らないジャンルなので、笙吹きとしては淋しいのですが(笑)、竜笛ではなく高麗笛というさらに音域の高い笛を使い、打ち物も鞨鼓ではなく、「三の鼓」という、さらにシンプルな打楽器に持ち替え、淡々と演奏される音楽です。

通常は舞の伴奏でしか聴くことができませんが。音楽だけでももっと演奏されていいと思います。

CDも、いくつか出ていますので、興味のあるかたは、聴いてみてください。


2009年6月 9日 (火)

仁和楽・・・今年は襲(かさね)装束。。。

7月の文月会での仁和楽、今年は襲(かさね)装束、だそうです。最初は蛮絵装束、ということで、内心、(ほっ)としていたのですが・・・

昨年は直前に急に痩せたせいもあって、襲は大変でした。

今から筋トレして、間に合うかな。

身長150センチの超小型版の舞人なので(わたしのことです)、恰幅のよい男性が着て似合うような装束をつけて舞うのは、人知れず苦労があります。

あ、そういえば「祈りの海へ・・・」のジャケットでわたしが着ているのは「迦陵頻」という舞の装束ですが、これは童舞といって、普通は子供が舞う舞なのです・・・

いつも装束では苦労するのですが、あつらえたように「ぴったり」でした(笑)。

ちなみに本当はわたしは迦陵頻は着られません(別に、年をとっているから、というわけではなく・・・汗)。

迦陵頻は左舞、つまり唐から渡ってきた舞に属していますから。。。わたしは右舞、高麗から渡ってきた舞のほうを舞っています。

ただ、迦陵頻の装束、もう20年来、あこがれにあこがれていました。
あの、羽をつけてみたかったんです!仏教美術のほうでも広く知られている鳥。


そして不思議な仏教の霊鳥は、西洋では天使になったのでしょうね。ずっとそう思っていましたが、いろいろ知らべみたら、あながち間違いでもないようです。

そう思うと、もしかしたら、パイプオルガンと笙は親戚(?)という説も、荒唐無稽ではないかもしれません。。。


2009年6月 1日 (月)

拍子のむずかしさ

中立、中庸、ニュートラルの大切さが、よくわかる。

ぐらりと大きくぶれては、また戻ってくる。

でもその、ゆらぎやぶれも生命の特質。

雅楽で「拍子」という概念は、一般的な洋楽の「拍子」とは異なる(ex.「四拍子」といっても4拍子ではないのよ~)。

「拍」の感覚が「点」ではなくて、じわっとにんじんだ墨のあとのように広く大きい。

細部のデッサンではなく、「フレーズ」を強く構成して、ひっぱる力、不定形のままフレーズを作る力が必要。


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