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2009年5月 4日 (月)

笙の不思議(2)-松脂と蜜蝋

笙のリードは、竹がささっているお椀の形のような「匏(ほう)」「頭(かしら)」と呼ばれる部分の先端に止められています。

簡単に言うと竹を縦に切ったような部分(根継ぎといいます)に、リードが乗っているだけなのです。

もちろん、そのままでは落ちてしまうので、4すみを接着するのですが、その際に使うのが松脂と蜜蝋を何十時間も煮詰めたもの。笙の調律のときにはリードをすべてはずします。ですから完全な「接着剤」ではいけないんですね。

根継ぎの部分は漆がけや金蒔絵がまいてあったりるすので、ある程度柔らかくないと、リードをはずすときに傷つけてしまいます。また、柔らかすぎると、笙を暖めるときに溶けて、リードが安定しなくなります。

リードをしっかりと止める役割を果たしているので、音色にも影響します(特に、厚手のリードの場合)。

松脂+蜜蝋で、わたしたちは「みつろう」と呼んでいますね。昔は夏用の蜜蝋、冬用の蜜蝋、と硬さを変えて使用したそうです。

音色へのこだわりは、今以上だったのでしょう。


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