古典から新しい響きへ (2)
笙は、雅楽合奏のなかでは、比較的伴奏に近い役割をします。
つまり目立ちすぎてはいけないのです。
落ち着いた、まとまりのある音色が好まれます。
ですがいろいろと試しているうちに、洋楽器と一緒に鳴らした場合、圧倒的に弱いことがわかってきました。
雅楽器専門店、武蔵野楽器さんの楽器をいくつか購入して使っているうちに、(この素材とこのリードを組み合わせたらおもしろいのでは?)と思い至りました。特に、ピアノの音とあわせてみたい・・・洋楽ピッチで、何度かリードに手を入れていただきましたが、高音が特にきれいに響きます。
今回のピアノ曲とのコラボレーションでは、すべてこの楽器を使っています。比較的くっきりとした、明るい音色です。
最近は黒檀でできた笙、というものもありますが、それに近い音なのではないか、と思っています。
当たり前かもしれませんが、古典用の笙で曲を考えているときと、この楽器で曲を考えているときとは、まったく別のイメージの曲調が浮かんできます。
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