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2017年8月30日 (水)

26、27日のコンサート、無事に終わりました

Facebookの転載でごめんなさい。 写真はFacebookをされていないかたにも、ご覧いただけるのかな?
本文は、一応以下にコピーして貼っておきますね。

おかげさまで、2日間のコンサート、無事に終了しました。
左上は毎日新聞社京都支局。
わたしは古典はいつもの装束、最後の新曲で赤のワンピースにお着替え。

篳篥の三浦元則さん、モンゴルの民謡歌手、伊藤麻衣子さんと。

今回、蘇莫者序の譜面を勉強しなおしてみて、序吹きは多少は演奏者の解釈が入ってもいいのでは、と思っています(もちろんメチャクチャなアレンジがゆるされる、という意味ではなく)。
「喜瑞」というCDがありますが(龍笛・芝祐靖先生、篳篥・東儀兼彦先生、笙・豊英秋先生)、こちらの笙は明治選定譜を後半はかなり変更して演奏されています。

でも、演奏法や唱歌が失われてしまった場合、「完全に譜面に従いつつ、つじつまを合わせる」か「譜面を少し変更して、全体の流れを整える」の二つのスタンスしかありませんし、どちらが「正しい」ということもなさそうな気がします。序に関しては笙の譜面はどの曲もなにかしらおかしいところがあり、例えば五常楽にしても胡飲酒にしても数カ所、楽譜を変えないと篳篥とまったく合わないところがあります。

思えば「音楽の記号化」に関しては世界的にはまあ、かなり成功していると思える「五線譜」の世界にしても、バッハだって、近代のドビュッシーだって「ヘンレ版」とか「ブゾーニ版」とか「安川加寿子版」とか、いろいろ解釈者によって異なった楽譜ができてくるわけですから。

譜面は二義的なものとされる、雅楽の世界ではむしろ当然のことと思います。
ましてや、明治の前までは3つの流派(三方楽所)があったのですから。
ただ、これは習うほうも、教えるほうも、苦労しますね(笑)。

それにしても、特に蘇莫者序は、笙のパートが譜面通りでは第4太皷あたりからやや、支離滅裂。。。学生時代に故・多忠麿先生に教えを請うたとき、「僕も習っていない」と仰られ、びっくりしたのですが、同じように蘇莫者音取を習おうとした方が、「楽部のなかでも話し合いを重ねているが、答えがまだ出ていないので、結論を待ってほしい」とお手紙をいただいたとのこと。

実際に篳篥と演奏させていただいて、その意味がようやくわかりました。今は、いくつかの結論が出た訳ですが、結論はひとつである必要がなく、特に序に関しては、ひとつに固定することもないのでは、と感じました。

1日目、京都ではなんと、最後にモンゴル民謡の伊藤麻衣子さんが1曲、オルティンドーをご披露くださいました。暮れなずむ京都の夜景をバックに、涙ぐむ思いでした。

最後の新曲では、ここ10年近くやりたかったことがようやく実現。習作ではありますが、今後さらにブラッシュアップできそう。

2日目、奈良のイベントスペース「おがたま」での演奏とお話。
昨年できたばかりの、木の香りが残る小さなスペースは、どこかしら清らかで、なごやかな雰囲気で演奏とお話をさせていただきました。

こちらのスペースは奥のほうに小さな庭とお祀りされた井戸があります。
そして入り口のおがたまの木は、昔から榊の木とともに魂の招来の木とされてきているのだそうです。とにかく気持ちよい空間でした。

こちらの場所をご紹介くださったのは仲川げん市長さん。

それにしても政治家さんは本当においそがしいのですね。
わたしのコンサートに30分ほどおられて、そのあとまた次の場所へとびゅーんと(笑)飛んでいかれました。。。

2コンサートとも自主企画でしたが、毎日新聞社京都支局様、おがたま様、ありがとうございました。仲川市長様、素敵なご縁をありがとうございます。

そしてお運びくださった皆様、ありがとうございました。

そして三浦元則さん、伊藤麻衣子さん、感謝です。
特に三浦さん、2日間お疲れさまでした!


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2017年8月25日 (金)

【業務連絡】わたしからのメールのご返信が届いていないかた

わたしの「公式ウェブサイト」のContactからメールやコンサートのお申し込みを送信してくださったかた、もし、いらしたら本当にごめんなさい!

ウェブのメーラーの機能がおかしくなっていたようです。
自分にそこからメールしてみても、届きませんでした。
ただいま修正しました。

もし、わたしからの返信がまったくなかった、などのことがありましたら、そちらから送信してみてください。

あるいは、

for_solo_voice@nifty.com へ。

ご指摘くださったかた、ご迷惑をおかけいたしました。
申し訳ございませんでした。

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2017年8月23日 (水)

序吹きの魅力

このところ序吹きをずっと吹いています。

フリーリズム、拍節がない曲、というと、ぴんとこないかもしれませんが、序破急の、最初の部分、つまり長い長い組曲の「語り出し」という感じです。

演劇で言えば、主人公の独白、とでもいいましょうか。

春鶯囀遊声は、やはりすごいですね。

篳篥の旋律を何度も何度も聴いていると、自分が水墨画の大河を船でゆったりと渡っているような気分になります。
やはり「遊ぶ声」なんですよね。

そして、船に美しい妃を従えて、春の岸辺の花をともに愛でている王族の気分になります。

そういう曲です(こちらは26日のみの演奏)。
26日にご来場されるかたはその雰囲気をご堪能ください。

拍節の拘束を受けないので、旋律がとても自由。
この旋律を作った人はやはり天才というよりは、もはや神の領域の人?
この自由な旋律が、春鶯囀一具のなかでどんどん成長して、形をなしていくのです。

蘇莫者は笙の譜面の方にいくつも破綻があるのがやや残念ですが(このことについては会場でお話したいと思いますし、いずれ文章にできれば、と思います)、やはりこれは、どう考えても日本で作曲された音楽ではないと思います。

教訓抄などにある太子伝説は、やはり後付けなのでしょう。
ただ、かなり早い時期にこういった位置付けの曲とされ、伝承されてきたのでしょう。

荒々しい感じなのに、堂々とした品格があります。
さすがは燕楽といえど唐の宮廷の音楽です。

今回は龍笛も、太皷もないのがやや残念ですが、26日、27日のコンサート両日で演奏します。

http://sho3ku.cocolog-nifty.com/blog/2017/08/8-c963.html

どうぞよろしくお願いいたします。

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2017年8月 3日 (木)

姿勢。。。

古典の演奏では、特に姿勢は大事です。
もちろん、洋楽でもコラボでも大事は大事、なのですが、ここでは古典のお話です。

姿勢がよくないですよ、とご注意申し上げると、譜面がよく見えて、なおかつ背筋が伸ばせる位置をさぐって、机に対して斜めに座る人がいますが、これは格好良くないですね。

自分が机にまっすぐに向いて、楽譜のほうを見やすい位置に置く習慣をつけましょう。

姿勢が悪いと呼吸にむらができたり、指に力が入りすぎて手移りがおかしくなったりします。気をつけましょう。

また、息を張るときに4拍目でアクセントをつけるかのようにがーんと息をいれてしまうのも格好が良くありません。

屋外で1管ずつ、、、といった場での演奏の際には、少しは強めに息をいれるかもしれませんが、、、やりすぎないように気をつけています。

ある一点で急激に息をいれる(あるいは吸い込む)のは、やはり品がない演奏になります。

安定感のある息の張りで、合奏をサポートしながら、出るとこは出ていくのが、古典での笙の役割です。

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8月の予定など

あっという間に8月です。

明日4日から東京笙教室です。
11日に奈良に戻り、12日は奈良と京都でお稽古です。

26日(土)は京都
http://sho3ku.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/vol8-59c5.html
27日(日)は奈良
http://sho3ku.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/8-9cd3.html

で、それぞれコンサート。

会場では6月にリリースされました、佐々木冬彦さんのCD「愛について」(わたしも1曲笙で参加)も販売予定です。

Record芸術やSTEREOなどの雑誌で、録音関係の賞も受賞されたそうです。
録音だけでなく曲も、そして演奏も素晴らしいCDです。
佐々木さんの渾身の1枚。
お買い上げいただいた皆様からの評判もとてもよいです。

どうぞよろしくお願いいたします。

⭐️東京 篳篥教室(講師・新谷恵先生)開講しました⭐️
詳細は下記リンクへ。
http://sho3ku.cocolog-nifty.com/blog/hichirikilesson.html
(リンクに飛べないかたは、「伊藤えり 篳篥教室 新谷恵」などの検索ワードで検索してみてください)。

⭐️東京 笙教室(講師・伊藤えり)⭐️
9月から若干名、生徒さんを募集します。
9月の東京教室の予定がまだ決まっていませんので、後日、予定が決まり次第募集いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

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