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2015年11月27日 (金)

ただ今東京教室

25日から今月2回目の東京教室です。

一気に気温が下がり、寒くなりました。

腰痛を気にしながら、いつものキャリーバッグを持ち歩いていたのですが、上野御徒町駅で、「お客さまーーー!」と言いながら追いかけてくる人が。

あら、、、また何か落としたかしらcoldsweats01?と振り返ると、

階段の手前で、「お客様、お荷物をお持ちいたします!」と制服姿の人がわたしのキャリーをむんずとつかみ、階段を降り始めました。

最近はエレベーター、エスカレーターの数が増えてきたものの、ないところはやはり「よいしょ」と重たいキャリーを持ち上げないといけません。

楽器が2管あるときなど、一苦労です。

「駅員さんに荷物を持っていただくのは、初めてです!」と感激してお伝えしたところ「いえ、わたしは警備員ですが、お客様のお手伝いをさせていただいています」とのこと。

乳母車を使っているかたの移動や車いすのかたの移動で、エスカレーターがないところに待機しておられるよう。

混雑緩和のためもあるのでしょうけれど、こういうサービスはありがたいです。

そういえば、関西の近鉄の駅は、駅員さんがたくさんいます。

関東はどんどん機械化され、人が減っていく傾向にあったので、近鉄の電車はなんかよいなー、と思っていました。

電車が駅に止まるたびに駅員さんがわざわざ出てきて、改札口で「ありがとうございました」と言っているなんて、、、、東京ではもうないですよね。。。

で、東京でこういったサービスに出会えて、何かほっとしました。

奈良には29日に戻りますbullettrain

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2015年11月24日 (火)

1月のコンサート

2016年1月30日(土)《雅楽〜篳篥・笙 〜》 奈良県橿原市今井まちなみ交流センター「華甍」 (奈良県指定文化財・旧高市郡教育博物館) 二回公演(入替制)各70分程度 第1部 午後2時30分開場/午後3時開演 第2部 午後5時30分開場/午後6時開演 演奏:三浦元則・伊藤えり ナビゲーター:薮内洋介 *詳細は追ってアップします! 三浦さんは芸大の後輩で(邦楽科雅楽専攻卒)、現在芸大の非常勤講師も務められています。 久々に共演させていただきます。

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2015年11月23日 (月)

かつてないくらいばたばたしておりまして(◎_◎;)

告知も間に合わないぐらいの勢いでしたが、銀座シャネル×コロンビア大学主催のコンサートの再演(於・京都・細見美術館カフェキューブ)、無事に終わりました。

ヴィオラの大山平一郎さんは京都の若手、佐本博子さんに変更。
当日リハがあってすぐに本番でしたが、そつなくこなされた佐本さん、ありがとうございました。

カフェキューブは地下ながら半オープンスペース。当日は雨も降る寒さのなか、やや楽器が冷えてしまい、ヒヤヒヤしましたが、大きな狂いがなくてほっとしました。

(実は別会場でのリハのときに1枚、リードの振動部分が途中で「張り付いて」難儀しました。比較的厚めのリードでは、温めかたが足らないときに、こういったことがたまに起こります)。

演奏途中、雨の音がさらさらと響いてきたのですが、和楽器主体のコンサートだったから、でしょうか、ほとんど気にならなかった、あるいは風情があってぴったりでした、というご感想も。

確かに演奏していて、ふっと楽器を離すと、雨の音がさーっと耳に入ってきて、一瞬のうちに包み込まれるような感覚、ちょっと不思議でした。
わたしが連続コンサートを行っている毎日新聞社京都支局のホールも外の音(車の音など)がつつぬけですが、雨の音は、やはり自然の音なのでしょうね。

寒いなかをいらしてくださったみなさま、ありがとうございました。

遠くアメリカから中世日本文化の研究に力を注がれてきたバーバラ・ルーシュ先生のご活動のエネルギー、感動しました。

邦楽器、和楽器の演奏者にこのような機会を与えてくださったことに心から感謝いたします。

ハープと箜篌を千葉から車で運んで来られた、佐々木冬彦さん。
本当にお疲れさまでした。
笙が入った素敵な作品を書いてくださって、ありがとうございました。
演奏もお話も素晴らしかったです。

さて、今月は2回(!)しかブログを更新できず、すみません。
ブログを始めてから(2009年3月ごろ?)、かつてなかったことです。

新たな企画や勉強を始めていることがあり、文章を書いているのももどかしい感じです。

そうなんです、伝えたいことは、文章より、音(や、音つきの映像)のほうが早いのかも〜(笑)。

来年はそちらに注力したいと思います。

それを補う形でブログやらエッセーやらを書き足していく予定です。

その分、音源や映像などをアップしていきたいと思っています。

次回のコンサートの予定は1月30日、橿原市内にて、篳篥の三浦元則さんと演奏の予定。
詳細決まりましたらアップします。

毎日新聞社京都支局でのコンサートは、少し先に延期します。
自主企画は、自分が納得がいく音響で、自分が作り上げた構成のなか、演奏やお話を進めていけるので、やはり今後も続けていきたいと思います。

ですが、宣伝やマネージメントも手がけながらのコンサートはやはり大変です。それでもたくさんの方々が協力してくださって、なんとか6回目までたどり着くことができました。

10回までを目標に、今後も続けていきたいと思います。

さて、奈良でも笙の教室を増やすことができそうです。

ただ、東京、関西とわたしのほうでお教えできる人数がいっぱいいっぱいになってきた感もあります。

東京は一時、お稽古の受付を制限するかもしれません。

例えば年に1回の募集制とするなど、考えております。
こちらも詳細を後日アップさせていただきます。

さて、来週は今月2回目の東京行きです。

東京の生徒さん、どうぞよろしくお願いいたしますbullettrain

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2015年11月12日 (木)

シャネルのコンサート終了しました。そして次は。。。京都。

シャネルネクサスホールでの演奏、無事に終わりました。

Img_1106

撤収前に急ぎ撮らせていただいた写真です。(わたしは黒のカーディガンを羽織っていますが、本番では腕が出るドレスでした)。

作曲&ハープ&箜篌の佐々木冬彦さんと。

さて、今回の作品群は、琳派の絵画作品をテーマとして各作曲家にご依頼があり、コンサート全体が構成されていたそう。

ご依頼されたのは、コロンビア大学のバーバラ・ルーシュ先生です。

中世の日本文化の研究をされていて、雅楽にも造形が深く、コロンビア大学ではすでに実習の授業も開設してくださっているそうです。

6月に講義をさせていただきました、スタンフォード大にしても、アメリカの大学のほうがむしろ雅楽にたいしては積極的に関心をお寄せくださっている?

日本の大学などの教育機関にも、もっと頑張っていただきたいところです。。。

ヴィオラの大山平一郎さんは、演奏会後に大急ぎで帰ってしまわれたので、ご一緒にお写真がとれなかったのですが。。。リハのたびに、音のつやと深みが増していかれて、毎回わくわくしました。

佐々木さんは内心、「ハープの貴公子」とお呼びしている方なのですが(笑)、全体をリードされながらヴィオラ、笙に的確に指示を出され、表情豊かに演奏されていました。
ものすごく「歌う」ハープです。

笙は、佐々木さんによれば、尾形光琳の八橋図の、金地、いわば背景の色、だそうで、即興の部分以外はひたすらストイックに演奏しました。

わたしの感覚では、やや「ミニマル」的な作風?
スティーブ・ライヒとかテリー・ライリーのミニマル・ミュージックではなく、例えば、バッハの平均律の第1集第1曲目のプレリュードのような。
あるいはアルヴォ・ペルトの「鏡のなかの鏡」のような。。。

演奏していても大変に魅力的な曲です。

とても嬉しいことに、再演が決まっています。

明日13日(金)、京都にて。

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 琳派を聴く~和楽器と洋楽器の調べ~
 2015年11月13日(金) 17時30分開演
 細見美術館地下2階カフェキューブ・テラス
 http://www.artcube-kyoto.co.jp/cafecube/index.html
 無料一般公開

 平井京子「眠れない満月の夜に…」(2007, 2009)
 川村葵山(尺八)、小山裕幾(フルート)、
 佐藤翔(チェロ)、本條秀慈郎(三味線)

 宮内康乃「波の切れ間に風うたう瞬間(とき)」(2015)

 佐藤公哉(ヴァイオリン)、末廣正栄(聲明)、本條秀慈郎(三味線)

 佐々木冬彦作曲「その橋は天へと続く」(2015)
 伊藤えり(笙)、佐々木冬彦 (ハープ・箜篌)、佐本博子(ヴィオラ)

 企画:コロンビア大学中世日本研究所~日本文化戦略研究所~
 芸術監督:一柳慧、バーバラ・ルーシュ

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(9日の内容より演奏曲が1曲減り、さらに出演者メンバーも少し変わります。佐々木さんの作品ではヴィオラの大山さんが佐本博子さんに変更となります)。

わたしは10日に奈良に戻りました。

その足で帝塚山大学の牟田口先生の正倉院関係の授業の聴講。

来週は生徒さんたちの前で演奏とお話をさせていただきます。

腰痛はなんとか克服。。。

ご心配をおかけしました。

明日も楽しい時間をみなさまとともに過ごさせていただきます。

よろしくお願いいたします。

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2015年11月 3日 (火)

工場跡コンサート、無事終了、正倉院展へ。。。



コンサート会場。奈良・工場跡事務室コンサート、無事に終了しました。詳細はfacebookに書きましたが、御来場くださいました皆様、本当にありがとうございました。



翌日は、急ぎ、正倉院展へ。。。



ポスターやチラシにもなっている琵琶の、形のきれいだったこと!装飾はもちろん、もう例えようも無くきれいなのですが、すらりとした全体の形状、バランスが本当にセンス良く、優雅です。



これは、とっても弾きやすそう。今の世の中は「人間工学」などという、計算による学問になってしまっていますが、本来、ひとの身体が心地よいものは、ひとの手と感覚が知っていて、自在に生み出せるのでは、と思うのです。



今はコンピューターがはじき出してくれて、それはそれで成果があがっていると思うのですが。。。



秋からわたしは帝塚山大学の牟田口先生の、正倉院関係の講義を聴講させていただいています。牟田口先生は、正倉院だけでなく、京都、奈良の御物、国宝などや、例えば東大寺法華堂や京都・平等院の修理・修復などなどの「映像の記録」を長年に渡って手がけられています。



最新のハイビジョン技術や4Kの技術によって浮き上がってきたのは、立体的な宝物の顔、だけでなく、そこから浮き上がってくる「確かに、ある時代に生きた人たちの顔」です。



1400年前のものがなぜそこにあるかといえば、誰かが作って、また誰かが守ってきたからそこにある訳であって。。。



連綿とした人間のバトンリレー、人間の鎖が今に繋がっているんです。。。



わたしも奈良に惹かれて、東京から引っ越してきましたが、30数年雅楽に関わることによって、歴史的な貴族社会の文化の端緒にも触れるようになり、歴史が単なる「学問」でなく、自分のアイデンティティに深く関わってきたから、、、と思います。



「リアルなものを、よりリアルに」記録されてきたかたのお話は、やはりものそのものに対する愛着だけではなく、1400年ほど前にそれらを作った人たちの生きた思いやドラマにまで及び、共感することが非常に多いです。



わたしはなぜ、正倉院に惹かれるのか?



単純素朴に、「楽しいから」です。
基本的にモノを作る人が大好きですし、自分も音を奏でたり、作ったりします。
自分の、「本能」です。



雅楽の歴史と関わりがあるから、とか御物だから、とか、そういったことは二の次なんです。。。



修二会もそうですが、「涙が出そうなくらい、懐かしくて、楽しくて、どうしても行きたくなるから」その場に足を運んだり、牟田口先生のご講義にも足を運んだり。



わたし自身にも、音を奏でたり、ものを作ったりする「本能的」な要求があるので、それがどうしても呼応してしまうようです。



ものを通して、1400年前の人たちと、静かに静かに会話できる!



それが自分にとっては正倉院であったり、古い仏像だったりします。



それにしても、、、



正倉院の宝物のいくつかは、デザインが「かわいらしく」、心が和みます。
また、人間技とは思えないくらいの細工の細かさや手間のかけかたを見ていると、



「これ、本当に好きでやっているな、楽しくて楽しくて、ついついココまで作り込んだんだな!」と思います。



一般の人は「作っているひとの執念」みたいなものに帰着させる考えが好き、ですが、ホンモノを作る人たちは、そんなの超えちゃっている。。。



その楽しさが、千年以上も前のものから伝わってきます。



作ったかたがたは「あの世」で、「へー、まだ残っているんだ」と思っていらっしゃるでしょうか?



さて、夜の国立博物館。閉館時間間際がすいている、という思い込みがあり、4時頃行ってみましたら、なんと!土日祝日は、遅い時間の入館者はチケットは安い!というサービスがあり、その人たちの長蛇の列!(土日祝日は7時まで空いているのです)。



このかたがたは5時入場で別の列でしたので、(あの、行列が動かないうちに!)と拝見したいものをまず、さーっと見て、あとは会場を行ったり来たりしながら、イヤフォンガイドをつけて、人ごみのなかを移動。

琵琶と布ものが、素晴らしくきれいでした。






夜の国立博物館も雰囲気がありますね。日中はお抹茶もいただける庭園。お茶室は興福寺にあったお茶室だそうです。

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