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2010年12月31日 (金)

2010年

右も左もわからないままに突っ走ってきた2009年。

そのまま、突っ走るつもりが、引っ越しの挫折によって、宙ぶらりんに。
そうこうしているうちに祖母が倒れてしまって、改めて介護や人生の末期を見直すことに。

古典や雅楽について新たに感じ、考えることしばし。

そのなかで、新たな世界での発見や感動。
行きたかったライブやコンサートにも行け、刺激を受ける事、多々あり。
再度、「わたし」がいかにユニークであるか、再確認。
まあ、変わり者ではありますが、ふっふっふっ♪

12月19日、恩師のお墓参りで、ばったり、10数年ぶりに、おどろきの人に出会い、、、

人生の不思議を感じました。

人生の風景が完全に変わったこと、そして変わってしまってもつながるつながりは残っていき、切れるつながりはふっつりと切れていく。

長尺で見ると、人生、すべてにおいて、辻褄があう。

「どうして?」「なぜ?」こんなに辛いの?と思っていたこと、すべてに理由がある。

来年はますますおもしろく、ますます、スリリングに。

来年の自分の、キーワードは「旅」。
と、勝手に感じているだけですが。
別に占いとか霊能者に見ていただいた訳ではありませんよ(笑)。

さあ、あと、20分未満で2010年が終了。
いつも応援してくださっている皆様、本当に、本当にありがとうございました。

来年もよろしくお願いいたしますcat






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2010年12月30日 (木)

楽しみにしてくださっている皆様、

更新ままならず、すみません〜!

ここ2週間ほど、本当に忙しく、しっかりPCに向かうことができず、、、

まずは来年、年明けに

1月8日
平安響さんの発表会
鞨鼓と太皷で出演します。
今回は還城楽は太皷。。。
とりあえずほっとしています(゚ー゚; 
へびーな日々に小休止です(笑)。

「ろくろ」格好良く決めたいと思います。

1月10日
松島邸 ミニコンサート 
後日、詳細をアップします〜♪

1月28日(金)夜7時スタート
文京シビックセンター4階和室
「笙の響きと雅楽の楽しみかたースーパービギナーに向けての雅楽鑑賞教室 第1回(仮題)」

お話とCDの鑑賞と解説が中心となりますが、笙の演奏もしますよ。
まだチラシ作っていないって、どういうこと
coldsweats01

要予約、詳細はまた後日、アップします。

5月にこのシリーズ関連のコンサートも行う予定。
(おそらく近隣のホール)。

Tさん、調律お待たせして本当に申し訳ありません。
ですが、中国の笙を扱うのは、2回目ですが、リードのほとんどが曲がってしまっていて、、、根継が曲がっているので、えらい苦労しています。
おそらく経年変化だと思います、恐ろしいものです。

根継が木製、というのも非常に珍しいです。
日本の笙でも確か1度、みたことがありますが。。。

宮崎の石井先生、コンタクトおとりくださいまして、ありがとうございます。
ここ数日、非常に混乱していて、なかなか折り返せず、ごめんなさい。
いつか、コラボレーション、実現させたいですね。

松島先生、プログラム遅れていまして、すみません。
過去に作成したデータがMacで読み込めず、苦労しています。
明日までには、必ず!

小学校の佐野先生、みたび、お声掛けくださって本当にありがとうございます。
来年、再びお目にかかれますこと、楽しみにしています。

ちょんとさん、またまた墨絵パフォーマンスでご一緒させていただけそうで、嬉しいです。
今度は狂言のかたとのコラボ。
インパクトありそう〜♪

華ちゃん、お忙しいなかを本当にありがとうございました。
Eri & Hanaで来年はよろしく。。。

もう2、3画面、ブログ(かHP)を作ろうと思っています。
こちらのブログもすでに4万アクセスを超えていますが、内容が雑然としてきているので、、、さらに内容充実の、見やすいブログを作りたいと思います。

笙教室の皆様、合奏会は楽しかったですね。
小林先生、お忙しいなかをありがとうございました。
また次回もお楽しみに!

さあ、あとまだ2日ありますよ。
2010年。
やれることは残さずやっておきましょう。。。



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2010年12月28日 (火)

人の人生って

ぱらぱら漫画。

1枚1枚はあっという間に過ぎていく。

だから1枚1枚の完成度が低くてもいいようにも思えてしまうけれど、確実のその1枚が、全体の流れに影響している。。。

「刹那」に生じる意識が、実は全体の流れを構成している。

光の粒子。


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2010年12月26日 (日)

片付かない〜☆

CDディスクやDVDディスクに音データをコピーしたり、映像をコピーしたり、いろいろな作業をしていると、どのディスクに何が入っているのか、うっかりすると分からなくなります。

部屋のあちこちに、銀のお皿が☆

あと1000年もたって、そのときまでに、どこかで文化的な断絶が起っていた場合(終末的戦争とか)、1000年後の人たちは、劣化した不思議な銀のお皿やUSBチップを、わたしたちの文化が埋もれた層から発掘するのでしょう(笑)。

1000年後の考古学で、「このきらきら光る皿は、なんでしょう?」
「女性のアクセサリーだったのでしょうか?儀式に用いられていたのでしょうか?当時の人たちの生活様式が伺われます」
なんて、やっているのでしょうか?

わたしたちが価値があると思っているものって、いったい、なんなのでしょうね。。。
わたしたちは、1000年後の世に、なにを残すことができるんでしょう。

。。。そんなことを考えているから、片付かないんだってば☆



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疑問と課題

近世邦楽(いわゆる長唄、箏曲、尺八など)と雅楽は、あまりにもかけ離れすぎている。

その出自を思えば当然かもしれない。
かたや、民間の遊芸から発達した音楽。
かたや、海外から伝来し、貴族階級と宗教関係者の間で発達した音楽。

それぞれ接点がなかったとはいえ、例えば、近世邦楽を勉強した人がいきなり雅楽を勉強しようとしても、取り付く島がないだろうと思う。

共通言語がない。
能楽がわずかに雅楽に近いかもしれないが、やはり雅楽は外国の音楽、という気がする。

歌や篳篥の旋律は、かなり都節化(近世邦楽的メロディー化)しているのではないか、と思う。

ただ、雅楽の特異性を守れたのは、やはり固定音を死守してきた、笙という楽器があったからだろうと思う。

なぜ、わたしたちは、哀調を帯びたメロディーを「日本人好みの」と思うのだろう?

あかるい呂旋法的な雰囲気を野暮ったく思うのだろう?

対して、和琴の不思議な調弦は、なぜ残ったのだろう?

続きを読む "疑問と課題"


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2010年12月25日 (土)

乱気流に飲まれたら

抵抗しない。

「乱」気流なんだから、気流を読もうとしても、無駄。

しっかり自分のなかにいること。

むしろもっと高いところに吹き上がるチャンス。



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2010年12月24日 (金)

すごいなあ

今の80代以上のかたがたは、気性もおだやかながら気骨はしっかりしていらして、お話していても心洗われるような思いがすることが多いです(もちろん、いろいろなかたがいらっしゃいますが。。。)

冷静で、感情に流されることなく物事をびしっと判断され、いうべきことはきちっとおっしゃいます(特に女性)。

感情に流されていないので、相手を怒らせることもありません。

生活の小さなことも疎かにせず、日々、ご機嫌良く過ごされています。

日本文化の基底の部分を支えてこられたかたがたに接するとほっとします。。。


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2010年12月23日 (木)

古典の演奏者のなかでも、、、

自由を感じさせる音を聴くと、ほっとします。

これほどある意味、不自由極まりない音楽のなかで、生き生きとした音が聴こえると(そう!そう!)と思えてきます。

好き勝手をやる、というのではないです。
制限の極限のなかで、自由を満喫している音を奏でる人、いるのです。

巧拙とはまた別の問題。まさに「今、ここに、生きている」、という感じの音。

こういう感覚は、ジャズにも似ている気がするんですよね。

古典のなかの、新しさ。古典の生命力。


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笙はやはり、

本当に全体のテンポ感に、多大な影響力があります。
昨日も合奏会があったのですが、つくづくそれを感じました。

吹き始めのテンポが定まらない数行では、笛のかけ吹きなどにも影響してきます。
(直接手移りがぶつかるところではなくても)。

腕のよい人ほど、反応がよいので、要注意、要注意。

(ときどき、「すみません〜」と思いながら吹いていました、笑)。

ただ、それを意識している人は少ないんですね。。。
笛も篳篥も、おそらく意識していない部分で、かなりの影響を受けています。

うまく相手を引っ張れたときは思わず内心、にやりとしています。
そして、これは音量などの「力技」ではないのです。

何もわかっていなかった、学生の頃はハッピーだった。。。と思いかけて、でもあの頃はあの頃で苦労していたな、と思います。

それぞれのレベルで、それぞれの悩み。。。

そして、それぞれのレベルでの楽しみ。




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2010年12月21日 (火)

今日は皆既月食

夕方、見られるようですね。
昨日もほぼ満月に近い月で、とてもきれいでした。
わたしは特に月の影響は受けやすいみたいで、だいたい、満月の頃というのは体でわかります。

女性は大体、月齢(28日周期)とあわせて体の周期(月経、平均28日周期)が動いていますから、月の動きは気にされたほうがいいですよ。
満月は体調がよくなるかめっぽう、悪くなるか、どちらかに傾く人が多いようです。

来年はHPか、もしくは新しいブログを何画面か、増やす予定です。
こちらのブログも雑然としてきましたし。。。(^-^;

雅楽のレクチャーコンサートも開いていきたいと思います。
1回目は1月28日。場所は文京区のシビックセンター内の和室、夜7時から。

「スーパービギナー」のためのお話が中心となる予定です。

どうぞよろしくお願いいたします!


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2010年12月20日 (月)

今日は合奏会のまねごと。

今日は、わたしの笙の生徒さんと篳篥の先生と合奏会(の、真似事)をしました。
当会は竜笛がいないので、、、笛の音頭の部分は、篳篥の先生に吹いていただきます。

ただ、今日はわたしが私用で武蔵野楽器さんから鞨鼓をお借りしていたので、それも使いました。
鞨鼓が入るだけで、かなり雰囲気が変わります。

本日は篳篥の先生をのぞいて、女性ばかりでにぎやか☆

「越天楽デビュー」を果たされたかたも。
デビューにしては、上手です。

うちの教室は、皆さん着実に進歩されています。
「吹けません〜!」といいながら、かなりしっかり吹いています、吹けています(笑)

最後は生徒さんの差し入れで、皆さんでどらやきをいただいて終えました。

和室でのお稽古は、やはりなごやかな雰囲気になりますね。
今日は女性ばかり、気さくな会のせいもあって、なかなか雅な遊びの雰囲気でした。

次回は3ヶ月後、ぐらいに。。。

それにしても、、、

今日、わたしの部屋には鞨鼓が二台、あります。。。
もちろん両方とも自分のものではありませんが。。。

なんだか嬉しいです(欲張り。。。?いえ、ちょっとしたスケジュールの手違い。。。)


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暮れの慌ただしいなか・・・

暮れの慌ただしいなか・・・
テスト送信。携帯からの書き込み、これでよかったのかなあ?


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2010年12月19日 (日)

12月19日は、

多忠麿先生のご命日です。

もう16年ほどになりますが、今でもこの時期はしんみりします。

先生が亡くなられたその日、わたしはちょうど雅楽の仲間と、合奏勉強会の発会式を行って、全員で青海波を吹いていました。

盤渉調でした。
先生の「お見送り」になったのでしょうか。
下手な演奏でしたが、先生のお耳に届いていたのでしょうか。

翌日に訃報を受け、思わず、受話器をとり落とし、立ち上がれなくなりました。
数ヶ月前から、なんとなく覚悟はしていたものの、やはり最初は信じられませんでした。

弔問に伺った日の朝は、やけに天気がよかったのを覚えています。

白々と明るい朝、白い花を持って、真っ赤な目をして、先生のご自宅に伺いました。

わたしが伺ったときに、ちょうど鶴岡八幡宮の若い神職さんが弔問にいらしていました。
先生はとても動けるようなお体ではなかったのに、車椅子で、亡くなられる日の2日前、鶴岡の御神楽のために、最後のご指導にいらしていたのだそうです。

その神職さんは、おそらく人長の舞(もっとも責務が重く、先生が一対一でご指導されていた舞)を舞われたかただったのだと思います。

「まさか、、、まさか、こんなことになるなんて」と涙声で、肩を落として奥様とお話されていました。

多家は、代々、御神楽を伝承されてきたお家、です。
笙のお家でもありますが、笙を専任とされるようになったのは、歴史的にはずっとあとのこと、だそうです(ずっとあと、、、と言っても、軽く、数百年の歴史がありますが)。

今にして思えば、最後に製作されたCDも御神楽のCDでしたから、累代の家に生まれた人間としての責務を最後の最後まで、全うしていかれたのだと思います。

華やかで、それこそ火花のような人、でした。

今でも、、、幽霊でもお化けでも、なんでもいいから、もう一度、先生にお会いしたいと、切に思います。。。


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2010年12月16日 (木)

絶好調

冬って。。。
楽器は気温の関係で鳴りにくい(はず)ですが、空気がきれいなせいか、冴えた音がします。

笙を吹きながら、(なんて、冬らしい音!)と思います。
(別に盤渉調を吹いている訳ではないのです)。

空気のせい、そして竹のせい、そして吹いている人のせい?

冬の「精」、冬の「気」みたいなものが、やはり感応してくるのだと、思います。
別にスピリチュアル系のお話ではなく、、、
そういったものは、あります。

「あります」、と断言してしまうくらい、はっきりと感じますから。
でも、そう言えるのは年の功かもしれません(^-^;

そして、日本の楽器はそういったものに敏感です。敏感に呼応してきて、音を出します。

たとえ大陸、朝鮮半島からわたってきた楽器とはいえ、日本の「風土」に守られて、育ってきた楽器、ですから。


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鶴岡八幡宮御神楽

今日は鶴岡八幡宮の御神楽の日(御鎮座記念祭)。

八幡宮の神職さんたちによる御神楽です。

「人長」(にんじょう、ひとのおさ)の舞を舞われるかたは、1年ほど前に指名され、1年間はプレッシャーのうちに過ごされるそうです。

重要なお役目ですから、、、

今年はわたしは伺えそうにありません。

夕方5時、陽が沈み始めたころから始まり、あたりの空気が冴え渡ってくるなか、粛々と執り行われる巫女舞と御神楽は、非常に趣きがあります。

お近くのかたは、どうか1度、御覧になってみてください。。。


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2010年12月11日 (土)

さて、皆様、

来年から時々、地元・文京区で、無料の講演会+ちょっと演奏。。。を行いたいと思います。

1回目は1月28日(金)7時頃、になる予定。

雅楽や笙のスーパービギナー(超初心者)に向けての、講座。

笙ソロになると思います。。。

できるだけ、雅楽をご存知ないかたがた向けの講座にしたいと思っていますが、おそらくかなりディープなお話も(ついうっかり)飛び出してしまうと思いますhappy01

雅楽ってどう聴いたらいいの?
退屈しない?という不安をお持ちの皆様に向けて。。。

乞うご期待。


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2010年12月10日 (金)

奔走

来年のプラン作りで奔走中。
いろいろインスピレーション、降りてきていまーす。

しかし、、、風邪気味です。
レモンを絞ってよく飲んでおこう。。。


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2010年12月 9日 (木)

このところ、

いろいろな笙に出会う機会があり、楽しいです。

久々に煤竹の笙に出会いました。
煤竹は、(当然ですが)独特の音がします。

そして、10年近く前にわたしが調律した、「中国の笙」がまた手元に戻ってきました。

なんだか、素朴な笙です。青石の状態もよいので驚きました。
この笙はなぜか底に「コショウ入れのふた」のような穴があいています。
暖めなくても、そこから適度に湿気が抜けていくのでしょう。

長年調律していないと、青石とリードの金属が腐食してしまっている場合があり、こうなると落とすのに苦労します。
よくよく暖められたいる笙でしたら、こういったことはあまり起こらないのですが。。。

調律は、まめに出しましょうね。





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2010年12月 6日 (月)

来年は、

いろいろなプランがあるのですが、笙の調子を全曲、あたってみたいと思います。

どの調でも三句目までと入調はきれいにできているのですが、先に進むと齟齬感の悪い組み合わせも出てきます。

わたしのCD「祈りの海へ・・・」のなかの「アッシジの聖フランチェスコ」の朗読(朗読は江原啓之さん)のバックに流れている音は、調子から曲想を得ています。
複数の演奏者で、単純な4度、5度の音をわたしの指示で吹き分けていただきました。

明治選定譜では、間違いもあるようですし(明らかに演奏不能な箇所)、あといくつか譜面を探せるか。。。

きちっとやると一生かかると思いますので、来年できるところまででも。


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2010年12月 5日 (日)

本日、12月5日は、

実は多忠麿先生のお誕生日なのです。

今日は、小日向の本法寺さまで執り行われました結婚式で、笙を奏楽させていただきました。仏式によるご結婚の儀で笙を奏させていただいたのは、初めてのことです。

神式ともまた違った風情の雰囲気で、とてもいいものでした。

本法寺様はお庭も丹精されていて、都心のお寺とは思えないほど、心落ち着く場所です。
ご住職様と奥様のお人柄が漂っているからでしょうか。

今日は、本当に、気持ちよく笙が吹けたのです。
音を出すときの場の影響は大きいです。
ご依頼をありがたく思いました。

お天気もよく、昨日から風邪気味だったのですが、帰りはてくてくと歩いて帰ってきました。

多先生、生きていらっしゃれば、77歳、どんなお仕事をされていたのかな。。。

ただ、不思議と、最後のCD「古代歌謡の世界」は、確かに先生のお仕事の「頂点」のように思えます。
頂点、というよりは「到達点」でしょうか。
このCDがひとつの「区切り」といいますか。。。

もちろん、まだまだ「これから」という想いは、お持ちだったと思うのですが、やはり人間は自分で組んだ「プラン」に沿って、人生を歩んでいるのかな、と思います。

亡くなられる日の当日も、「仕事に行くから、車を出して」と、もう車椅子でしか移動できなくなっていたお体で、いつもお供をしていた生徒3名をおよびになり、車で移動中に、容態が急変、そのまま病院へ直行、天へと旅だっていかれました。

ちょうどそのとき、先生の大親友だったかたの家のコンセントが、何の前触れも原因もなく、突然、火を噴いたのだそうです。

いかにも先生らしい、、、と、今でも思います。

今日は先生の「ご生誕77年祭」、ひとり、勝手に(?)祝おうと思います
cat



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CD「日本古代歌謡の世界」 ライナーノートから(5)

(続き)

•••また、できるだけ演奏現場に近い響きを求め、左右の対称音、臨場感、残響、木魂などにも気をくばった。私自身、監修および演奏者として、生涯のライフワークとして、心血をそそいで取りくんだつもりである。

ただ、物理的な問題として、私自身このような膨大な量の録音は長い演奏家活動の過去にも経験がないので、長期間(数年にわたった)の時間差による誤差がどうのような影響があるのかはっきりとわからなかった。もちろんテープは幾返も聞きなおしてみたがわたしの聴覚では差異は感じられなかった。しかし、機械的には誤差は認められた。

このことは、数年にわたったことで、演奏者自身の肉体的変化、気候、気温による変化、湿度による変化、それに録音機器のいちじるしい進歩化などので微妙にことなる物理的条件が生じてしまったようだ。このことに関しては、やむをえないことと思うが、監修者として深くお詫び申し上げる。 (続く)

            ー「日本古代歌謡の世界」総論 多忠麿

レコーディグという作業では、意外とこういったことは気にされない。

普通なら、数年前のレコーディングと最近収録したものが混在しても、なんの断りもいれない。なのに、先生はわざわざお詫びの言葉まで丁寧に入れられている。

初めて、御神楽という貴重なジャンルの音楽をCDというメディアで聴く人たちへの、良心的な気配りーー先生のお仕事は、いつも、そんな繊細さに満ちあふれていた。

御神楽は、「一夜」にして繰り広げられる厳かな儀式の音楽と舞だ。
それをCDのなかで「再現」することが先生の夢、だったのだと思う。
録音日に「数年の隔たり」という誤差があってはならない、とお考えだったのだろう。

加えて「東京楽所」のCDなのに、演奏者全員が、宮内庁式部職楽部現役の楽師(笛の芝祐靖先生をのぞいて)。

今思うと、先生は、もう2度と、あの「神々へのご奉仕の場」に、生きて戻れないことを無意識のうちに感じておられたのかもしれない。

このCDのなかに、おそらく「楽家」に生まれた人間としての血が、ぴりぴりと感応する場であったはずの、「宮中御神楽」を「永久に」とどめようとされたのではないか。

実は、ライナーノートには、録音年月日は「1994年 6月25日 6月26日 7月17日 7月25日」となっている。
「数年」ではなく、わずか1ヶ月で終わったかのように見える。
不思議に思われたかたも多いのではないかと思う。

100%確かなことではないが、このCDの前に、同じ日本コロムビアから「大和朝廷の秘歌」という1枚のCDが出ている。
このCDのレコーディングが1992年で、数曲「日本古代歌謡の世界」と重複していて、どうも音源は聴き比べてみるとこのCDから持ってきているようだ。

ここからは推測になるが、おそらく先生ご自身が、「録音年月日」をライナーに記すとしたら、この「1992年」のレコーディング日も入れられただろう。

ただ、先生は、1994年の12月に急逝され、確かその日かその翌日に「古代歌謡の世界」は完成、先生の枕元に届けられたそうだ。

先生ご自身が書かれた文章の校正までは、先生が全て終えられていると思う。

「録音日」など、事務的な事柄の記載・掲載に関しては、先生の目をすり抜けてしまったのではないか。。。

すべてに「完璧」、「最高」を求め続けた先生だったから。

ああ、またそれで思い出してしまった思い出がひとつあるけれど。。。長くなるので、後日。。。


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2010年12月 4日 (土)

静かな

空気の流れ。

空気の振動が

目に見えるとしたら

音楽は3次元が4次元から5次元につならっていくように見えるだろう

それができるのは人間の意識のみ

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2010年12月 3日 (金)

今日こそは。。。

場所を借りて録音を録ろうと思っていたのですが。。。

この雨では。。。


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閑話休題

頭のなかが透明になっていきます。。。


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譜面が届く

DHLで楽譜が届きました。

子供の頃からピアノは弾いていましたが、自分のうちの玄関まで、他人が楽譜を持ってきてくれるような世の中が来るなんてヽ(´▽`)/

さっそく、譜面(ふづら)を見てみましたが、予想を裏切って、そっけない。
スラーひとつ、書いていない。
確かに、そういう世界だ。。。
音のひとつひとつは独立して存在し、それぞれが重みを持つので、フレーズを構成しているようでしていない。ちょうど、雨音のような。

一滴が「ぽちょーん」と響く。その一滴一滴が気持ちよいし、その連鎖した音「ざー」っという音もも素敵。(あ、今、雨が降っているせいもあって、例えがそのようになりますが)。

有機的。。。

ただ、拍子はなるほど。。。。

4分の6拍子。
4分の3かと思いましたが、極端にテンポが遅い曲です。
なのでこの取り違えは、さもありなん。

それにしても、ハッピーな音がいっぱい。

耽溺してしまいそう。

これは、ぜひコンサートでやりたいと思っています。


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2010年12月 1日 (水)

種まきの時期

皆様、本当にすみません。
なかなかコンサートなどの企画に力を入れることができず( ´・ω・`)

ただ、水面下ではいろいろなプランを動かしております。
そして、「プラン」の段階なのですが、少しずつ、芽がでてきています。

たくさんの種をまいたり、若い木をもらってきては植えているので、時間がかかっています。

そしてどんどん、若い苗木から芽が出てきています。

2011年はもうすぐです。。。




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